ななめ吹抜で緩やかにつながる子育て住まい【新発田市城北町の家】 2023.01.30 カーポートと建物の間には小さな築山がつくられており、そこには屋根よりも高いアオダモがひょろりと伸びている。 要素を抑えたミニマルな外観デザインで、それゆえに一つ一つの素材感が際立っている。 南側の豊かな庭。庭一面を覆うのはイワダレソウというグランドカバー。この夏に一気に成長して地面を覆い尽くしたという。ミモザやオリーブ、ブルーベリーにジューンベリーなど、さまざまな庭木が建物に彩りを添えている。 チークのパーケットフローリングが目を引くワークスペース兼客間。 リビングの床は190mm幅のオークの挽き板のフローリング。見た目は一枚ものの無垢フローリングとほぼ変わらない。価格が抑えられ、限りある木材資源の節約にもつながる。 ダイニングは正円のテーブルを囲むように、UUチェア(宮崎椅子製作所)やCH88(カールハンセン&サン)、マウンテンアンドレイクチェア(ISANA)などのこだわりの椅子が並んでいる。 テレビはリビングとダイニングの間の幅1.8mの空間に配されていて、その両サイドは掃き出し窓。その上には3連の高窓が並んでおり、そこからたっぷりと光が注ぐ。 キッチンのカップボードは隠す収納をしっかりと確保した上で、それ以外は見せる収納に。 キッチンの床はワークスペースと同じパーケットフローリング。チーク材が水に強い性質を持っていることも採用の理由だ。 キッチンから近い位置に4畳の脱衣室兼ランドリールームがあり、乾太くんと2本の物干しポールで洗濯・乾燥がスムーズに行えるようになっている。 実験用シンクを組み合わせた造作洗面台は夫婦2人で並んで使える余裕がある。下は愛猫のトイレやルンバ基地になっている。 吹き抜けから階下を見下ろす。 物件情報 所在地 新発田市 延床面積 103.36(31.27坪) 設計:株式会社 加藤淳設計事務所